がまかつ流線型3連続の最後いってみましょう。
今回はがまかつ“流線袖”です。
メーカーのHPはこちらです。
今回準備したのはバラ針です。
概要
まずはパッケージの表裏の画像から見てみましょう。
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-2-600x450.jpg)
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-4-600x450.jpg)
うたい文句は以下の通りです。
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-8-600x450.jpg)
投げ釣り万能鈎
です。
万能・・・何でもできそうで聞こえはいいですよね。
メーカーのHPの記載は下記のとおりです。
エサをくわえたキスが暴れると、より深く刺さり込みます。キスに逃げられたくなければこの鈎。 |
全長など
バラ針なのでラインナップを見てみましょう。
鈎 |
6号 |
7号 |
8号 |
9号 |
10号 |
11号 |
12号 |
13号 |
ちなみに、こちらの流線袖にも糸付きバラ針の設定がありました。
概要は以上です。
製品一覧(メーカーHP)
糸付きバラ針
バラ針
形状
それでは形状を見てみましょう。
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-11-600x450.jpg)
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-14-600x450.jpg)
最初に取り上げたファミリーキス・ハゼと同じように、先曲げ付近の角度が大きく、チモト側に向いています。
大きさ
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-25-600x450.jpg)
長さ:15.0mm
幅:4.4mm
張り出し:1.3mm
です。
先曲げ付近の曲がりが強いせいか、張り出しが少ない代わりに腰曲げのあたりが大きく膨らんでいます。
ひねり
ひねり具合を見てみましょう。
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-15-600x450.jpg)
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-17-600x450.jpg)
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-20-600x450.jpg)
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-22-600x450.jpg)
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-23-600x450.jpg)
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-32-600x450.jpg)
こちらもひねりはまったく入っていないようです。
万能針にするためにあえてひねりを入れなかったということでしょうか。
針先の向き
掛かったときに針先がどのような向きになるか引っかけてみました。
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-30-600x450.jpg)
針先の角度:15度
針先拡大
最後に針先の拡大画像です。
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-36-600x450.jpg)
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-43-600x450.jpg)
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-47-600x450.jpg)
極わずか凸凹している感じもありますが、カエシから先端までが鋭く見えます。
軸も見てみましょう。
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-37-600x450.jpg)
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-45-600x450.jpg)
![](https://kisubari.com/wp-content/uploads/2020/10/がまかつ-流線袖-53-600x450.jpg)
こちらは平打ちされ、完全に四角い軸でした。
万能針にするために、様々な魚種に対応するために軸の強度を上げた、ということでしょうか。
平打ちした後の仕上げ処理はいまいちと言ったところでしょうか(笑)
針の摩耗
砂浜で引きずったときの針先の摩耗具合はこちらの検証で確認いただけます。
最後に
がまかつ流線型を3本連続で取り上げさせていただきました。
文章を書くにあたり形状などを見比べてみましたが、微妙な違いはあるものの、それがどのように釣果につながってくるのでしょうか。
取り上げた3つの針や“投専用キス”は「○本針仕掛け」としては存在しないので、今はあまり使われなくなったのだろう、と想像できます。
今も仕掛けとして販売している“ケン付流線”はきっとがまかつの流線型の完成型ということなのでしょう。
これまでたくさんのキス針を見てきましたが、予想以上に奥が深くて面白いですね。
実際に釣りに行ってキスを釣るよりも、PCの画面越しに針の形状を見てああだこうだ考えている方が楽しいですし。
今まで取り上げた約50種類の針をひとつの仕掛けにつなげて、50連針仕掛けとして使ってみたいですね。
仕掛け全長が10m以上で大変なことになりそうですが、誰か作っていただけると嬉しいです。
根掛かりしたり絡まったりしたときの絶望感すごいだろうな。
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