今回選んだのはがまかつの“キススペシャル”です。
メーカーのHPはこちら。
キススペシャルは、今回取り上げるようなチチワ付きのものや、50本連結仕掛けといったものはありますが、今まで私が投稿しているような“○本仕掛け○セット”という商品はありません。
自分で仕掛けを作らなくてはいけないので、初心者はあまり縁がないかもしれません。
概要
まずはパッケージの画像です。
6本の針が小分けの袋に入っているので、取り出しやすく片付けやすいかもしれないですね。
キススペシャルのうたい文句はこちらです。
掛り抜群の鋭利な鈎先。繊細な数釣り対応の細軸。
フロロカーボンハリス(シーガー使用)
としか書かれていません。
ちなみにシーガーという名称を初めて知ったのですが、フロロカーボンのパイオニアのようですね。HPはこちら。
本当に鋭利かどうかは最後にみなさんで拡大画像見てみましょう。
全長など
仕掛けの詳細はこちら。
幹糸のわっかの大きさにもよりますが、1cmのチチワ+2cmなのでハリス長は約3cmのようです。
幹糸にわっかさえ作れれば簡単に針数を増やすことができる作りになっています。
針サイズ毎のスペックはこちら。
鈎 | 線径 | 針重量 | ハリス |
5号 | 0.37mm | 11.4mg | 0.8号 3cm |
6号 | 0.39mm | 13.2mg | 0.8号 3cm |
7号 | 0.41mm | 16.6mg | 1号 3cm |
8号 | 0.435mm | 19.8mg | 1号 3cm |
仕掛けではなく追加針ですので説明文が少ないですが、概要は以上となります。
製品一覧(メーカーHP)
仕掛け
バラ針
形状
では形状を見てみましょう。
シンプルな形状ではないですが袖型です。
針先がえらく外側に向いている狐型・・・ではないですよ(笑)
「ザ・袖型」でもあるハヤブサの“競技用キス”と比べてみましょうか。
軸の先の形状が違い、丸くなる位置が違うのがよくわかると思います。
大きさ
方眼紙を使ってのサイズがわかる画像です。
長さ:11.2mm
幅:3.9mm
張り出し:1.5mm
です。
そんなに全長がある感じではないですね。
ひねり
ひねり具合を見てみましょう。
他の針と同じくらいのひねりがあります。
針先の向き
掛かったときに針先がどのような向きになるか引っかけてみました。
針先の角度:24度
針先拡大
お待ちかねの針先拡大画像です。
きれいな針先ですね。カエシも鋭い感じがします。
うたい文句通り、鋭利と言っていいでしょう。
次は軸を見てみましょう。
一本だけ傷みたいなものが入っていましたが、全体的に変な凸凹も少ないようです。
針の摩耗
砂浜で引きずったときの針先の摩耗具合はこちらの検証で確認いただけます。
最後に
今回仕掛けではなく追加針を選んだ理由は、これも私がよく使っているからです。
釣りをしていると“根掛かりで針を飛ばしてしまった”経験はみなさんあると思います。そうなった後に針数が少ない状態で釣りをするよりは、追加針を使って応急処置ができるというのは嬉しいですよね。
同じくがまかつから、“トーナメントキス”というこれと同じような追加針の商品があるのですが、そっちは狐型です。※2020年7月確認時点ではトーナメントキスの追加針は発売していないようです。
普段一番使っているのがオーナーの“キスR”だということは前に述べましたが、あれは狐型です。
せっかく応急処置で針を増やすのなら同じ狐型よりは袖型がいいよね、という安易な発想でキススペシャルを使っています。
ぜひ初心者の人も追加針を使って仕掛けのバリエーションを増やしてみてください。
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