今まで針専用のページを作成していきましたが、取り上げたい針が残り僅かになってきましたので、新しい調査を行っていきたいと思います。
大きく分けて3つになります。
まだ取り上げていない針の投稿と、新しい検証の投稿が入り交じるかと思いますが、ご了承ください。
針の大きさの調べかた変更
当サイトでは、針の大きさを調べるとき、方眼紙の上に針を置いて調べています。
今までどういう向きで長さを測ったほうがいいのかわからず、針の形状を見てなんとなく測っていましたが、統一性を持たせるために測り方を変更しようと思います。
【今まで】
袖:軸が縦に真っ直ぐになるように置いて測っていた。
狐:先曲げのあたりが真上になるように置いて測っていた。
流線:クエスチョンマークみたいな向きになるように置いて測っていた。
【今後】
袖・狐・流線など針の形状に関係なく、針の曲がり部分に糸を引っかけた状態でハリスを引っ張り、上下に張った状態で大きさを測る。
にしたいと思います。
方眼紙の太い線に沿うように上下で引っ張りました。
実際の釣りの状況を考えると、引き釣りをしたときに針は水の抵抗を受けますが、その時の針の状態が自然な向きかなと思いこのように変更します。ただ、実際は胴の部分にエサが付くので引いたときに受ける抵抗は違うと思いますが…
長さや幅だけでなく、中央の縦線から針先がどれくらい張り出しているかも知ることができます。
長さが短いほど斜めの角度から食いに来た時も対応でき、幅が狭いほど吸い込みやすく、張り出しが多いほど掛かりやすくなる、と私は考えています。
針先を引っかけたときの針の向き
針掛がりしたときに針の向きがどのようになるのかを調べてみようと思います。
魚が針(エサ)を飲み込もうとして喉なり口に引っ掛かったときがいわゆる「アタリ」の状態だと思います。その時の針がどういう向きになってるか気になりませんか?
で、やり方としては、下記のような器具を作りましたので、針先を引っかけてハリスを下に引っ張ろうと思います。
この状態で比較することで、引き釣り向きな針なのか待ち釣りや置き釣り向きの針なのかがわかると思います。
一般的に、中央の縦線に対して針先の角度が少ない(針先が内側方向)針は、アワセたり引いたときに深くまで刺さる傾向にあります。逆に針先の角度が大きい(針先が外側方向)針は、引いても深くまで刺さりにくい傾向にあります。
こんな感じで、針先の向きとチモトに対しての角度を比較してみたいと思います。
針を砂地で30分引いたときの痛み具合
釣りをしていると、針先がどんどん丸くなっていってるのはわかると思います。
パッケージから出した直後は指に刺さって痛かったけど、数時間後には刺さっても痛くない、もしくは刺さりにくい…
こまめに仕掛けを変えるのが一番なのはわかりますが、どれくらいで針先が痛んでくるのかは感覚的な部分があります。袖針は痛みやすい、とか、ササメのサイバーメタルやダイワのSSV加工は痛みにくい、とか。
ということで、実際に砂の中を引いてみる実験を行いたいと思います。
やり方としては、砂の入ったカップをモーターで回して、その中に針を入れてみたいと思います。
壊れたプラレールのトーマスが協力してくれました…(ちゃんと動くトーマスを買い直して子供に渡してるのでご安心を)適度に加工して、カップを接着して作りました。
中に入れた砂は新潟市の砂浜で拾ってきたものです。
5分後、15分後、30分後の画像もありますので、ぜひ痛み具合の参考にしていただければ幸いです。
以上の3つの検証が終わるたびに、針のページを随時更新していきますので、よろしくお願いします。
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