前回と同じメーカーで、モリゲンの“ケイアカキス針”を取り上げます。
メーカーのHPはこちら。と言いたいのですが、2020年9月現在カタログにありません。
2本針2セット仕様です。
概要
パッケージの表裏の画像です。
うたい文句はこちらです。
短い仕掛で投げやすい!
ビギナーでも大丈夫!
上段が砂ズリハリスなので、引きずりにも耐える強化スペック仕様!!
ショートロッド対応の投キス仕掛。ルアーロッドでもオッケー!!仕掛全長が60cmと短いので投げやすい!ビギナーも楽しめるファミリー向き。スペックは本格派キス仕掛なので、数釣りも可能!!
です。
全長など
全長を見てみましょう。
全長は30cm+30cmで60cmです。
驚異の短さ。60cmの仕掛けというのは2本針では最短ではないでしょうか。
うたい文句にある通り、初心者からすると投げやすく扱いやすい長さですね。
ただ、よっぽど活性が高くないとこの仕掛け長は…
ハリスは5cmとありますが、針先端までの長さとなっています。
針サイズ毎のスペックはこちら。
2本仕掛け | ハリス | モトス(幹糸) | 枝間 | 全長 |
6号 | 1号 5cm | 2号 30cm | 30cm | 60cm |
7号 | 1.5号 5cm | 3号 30cm | 30cm | 60cm |
8号 | 1.5号 5cm | 3号 30cm | 30cm | 60cm |
9号 | 2号 5cm | 4号 30cm | 30cm | 60cm |
概要は以上です。
製品一覧(メーカーHP)
仕掛け
GOGO短〜い仕掛
形状
では形状を見てみましょう。
針先が少し開いた流線型をしています。マルフジの“ケン付流線”も針先が外側に向いていましたが、ぱっと見の形状はササメの“キス専用”に近い感じがします。
ビーズ仕様です。
大きさ
サイズを確認してみましょう。
長さ:16.2mm
幅:4.5mm
張り出し:2.0mm
です。
長いですねぇ。
ひねり
ひねり具合を見てみましょう。
腰曲げ付近から曲げられています。ずっと考えていたのですが、腰曲げからひねられているのと、先曲げ付近からひねられているのでどう違うのでしょうか。
針先の向き
掛かったときに針先がどのような向きになるか引っかけてみました。
針先の角度:16度
針先拡大
最後に3本の針先拡大画像です。
正直、そんなに鋭い感じではないですねぇ。おそらく赤い塗装のせいでしょうが、滑らかさも少ない感じがするのは私だけでしょうか。
軸も見てみましょう。
赤い塗料のせいだと思いますが、少し凸凹しています。
はい、ビーズです。
針の摩耗
砂浜で引きずったときの針先の摩耗具合はこちらの検証で確認いただけます。
最後に
ここまでたくさんの仕掛けを見てきましたが、「この針はきっとこんな感じで掛かるんだろうなー」というイメージが出来上がってきているKYPです。
ただ、腰曲げからのひねりと先曲げ付近からのひねりが、掛かりや刺さりにどのように影響するのかイメージできなく、最近頭を悩ませています。
先曲げ付近からのひねりは喉奥に刺さりやすいかなと思います。腰曲げ付近からひねられている方は、張り出しが少ないので吸い込みやすそうですが、掛かりが悪い気がするのですよ。ひねりがないものと同じ掛かり方な気もしますし、ひねりがない方が吸い込みやすいような気がしています。
そうなると腰曲げからひねられている理由って何なんでしょうか。。。
このケイアカキス針も名前の通り赤い塗装が施されています。このサイト作るまでは赤い針は結構使ってました。刺さりがいいとかそういうことではなく、特に理由もなく使っていました。
ただ、拡大して見れば見るほど赤い塗装は総じて微妙なんですよね。軸は刺さる部分ではないので、軸が凸凹しているのはまだ許せるんですよ。ただ、針先の鋭さがイマイチというのはどうなのでしょうか。
濁りのあるシーンで集魚効果があるとは思いますが、それであればビーズなどで集魚効果を狙い、針先はとにかく鋭くさせる、という風にした方がいいような気がしているKYPです。
コメント